ギャラリー 滞 在 記 リンク集

1月××日 「ヒューストン」、初めて使って乗り遅れた。というか、無断で置いて行かれたんだと思う。はじめから乗り換え時間は少なかった。成田出発時にすでに50分近く遅れてたのは解ってる。入国審査でめちゃくちゃ時間取られたのもしょうがない。だけど、同じ便名へのトランジットだよ。私のデータは届いてるはずじゃない。成田でチェックインした乗客を置いていくなら、せめて連絡ぐらいは徹底してよ。機内でちゃんと確認したのに。降機後にフォローもないし(恨)。ひとりだけじゃないんだからね、迷惑したの。

再搭乗ゲートが出てないんだけど?カウンターのお姉さんに聞いても、同じ機に乗ってきたアテンダントに聞いても、「そのうち表示がでるんじゃなあい?」他で聞いたらその飛行機は30分も前に飛んでっちゃったという。だけど荷物をリチェックしてからまだ20分も経ってなかったよ。私の荷物、どの「マイアミ便」に乗せたのよう。

結局、4時間遅れの便でくたくたになってマイアミへ着いたのは午後11時近く。荷物の方がちゃっかり先に着いててオフィスに保管されてるのを見たら、なんだか泣きたくなってきた。もう何も考えたくない。今夜は荷物が拾えただけで感謝しよう。だけど、無断で別便に乗せられちゃうなら荷物に何が入ってても私は責任取らないからね、「ヒューストン」。いい加減な対応しときながら、空港内のセキュリティだけ睨み利かせたって反感買うだけですよ。

毎回何かしら不愉快な想いをさせられる国だけど、幸い今回は素通りするだけでいいんだ。深夜のマイアミなんて空港の中だってうろうろしてたくない。そそくさと空港内のホテルにチェックイン。長い長い移動の一日がようやく終わった。
1月××日 朝9時起床。アメリカで心から好きといえるのはボリュームもカロリーもたっぷりの朝ご飯くらいだ。このホテルのTop of the Portっていうセット・メニュー、結構気にいったぞ。10時半、ホテルをチェックアウトして真っ直ぐチケット・カウンターへ行き、キュラソー行き午後便のフリー・チケットを入手。今度の旅では、マイアミ−キュラソー間はただ乗りなのだ、むふふ。2時間半の空の旅。この航空会社ではフライトの目的地によってアルコール飲料が有料になる。いい。2時間くらいお酒が飲めなくたって。機内サービスなんかどうでもいい。連絡と荷物さえ徹底してくれれば。無断で置いてかれたショックからまだ立ち直れない。

2時間半後、上空から見えてきたキュラソーは、切り立った絶壁でところどころ分断された緑が生い茂る島。石油を蓄えるのか大きな白いタンクがいくつも見える。北側の海岸線で海が白く波立つのが見える。ランディングの直前ってワクワクする。飛行機の外に出ると、柔らかな暖かさにふんわりと全身を包まれた。第一印象良好。羽根ぶとんに包まれてるように気持ちがいい。

タラップを降りて空港の建物まで歩く。入国審査のブースは2つ。私の入国カードを見た係員が眉をひそめた。「28日間の滞在予定?キュラソーにいられるのは2週間だけよ。」すかさず事前に仕入れておいた情報で反撃する。「でも、滞在延長手続きは取れるんでしょ?」「ああ、そうね。じゃ、手続きしてね。」そして何事もなくスタンプは押され、晴れてキュラソー入国。

夕食に中華レストランでシーフード入りのナシゴレンを食べた。Naf 19.00。ふうん、ギルダーの下の単位はセントなのか。…あれ、ナシゴレンは確かインドネシア料理では?日本料理店もあるっていうけど、この調子では一体どんな料理が出されてるのやら…え?マンゴーのてんぷら?それはてんぷらではなく、フリッターというのでは?キュラソーで初めて気に入った食べ物は大仰なものじゃなく、ピカと呼ばれるタマネギのあらみじんのピクルス。ぴりっとしてて酸っぱいので食が進む。どんな料理にでもよく合う。
1月××日 遠路はるばるPC抱えてやってきたっていうのに、滞在場所のアパートの部屋には電話が引いてない。希望すれば携帯貸してくれるって話だったけど、よく聞いたら1分あたり3ドルもするという。聞き間違えじゃなければ。しかたない、日本語のメールは潔くあきらめて、Webメール使ってローマ字でしのぐことにしよう。

アパートの大家さん、もとい、オーナーご夫婦はとっても親切。このアパートはご主人が建てたという。あれ、また私の聞き間違いかな?いいや、やっぱりご主人(ちなみにごく普通の会社員)が「自分で作った」といっている。ほんとうに?日本じゃ犬小屋作れる男だって絶滅寸前なのに?奥さんは優しくて聡明な女性。電気機器の接続もご主人より彼女の方が得意。「彼には勿体ないくらいいい奥さんだ」としきりに感心している愚か者が1名。かわいそうに。あなただって陰で同じこと言われてるのよ。悔しかったらアパート建ててごらん。

アパートはパステルカラーで塗り分けられていて、ほんわか和み系。
この島に来てから、不思議なほど平穏な気分でいられる。山の緑や海の青はもちろん、建物の色も美しくて視覚的に不愉快にならないのも理由のひとつかな。他にも、空き缶のリサイクルで大きな銀のイグアナ像を作って町中のターンアラウンド(行き先に応じて方向転換できるようになってるリング状の道路)に置いてみたり、色を揃えた空のペットボトルを自宅の金網フェンスの穴に差しこんで思い思いの言葉(WelcomeとかHelloとか)を作ってみたり、楽しいことをやっている。ここは和み系アイランド。
1月××日 気分的にはとても楽しんでるんだけど体調がついていかない。不規則な生活をしている人間は時差ぼけにならないというけど、そんなことない。やっぱり頭がボーっとして辛い。結局今日は半日ベッドでうつらうつらしてしまった。

夕方、初めてウィレムスタットに行った。ライトアップされたプンダを見ているうちにクイーン・エマ橋が動き出して、モーター音を立てながら私たちが立っているオートラバンダ側の岸へ近寄ってくる。珍しい眺めだ、こんな動きをする橋は初めて見た。動き出す前に踏み切りのように遮断機が降りるけど、一端移動を始めると戻るまで時間がかかるので、地元民は強引にくぐって余裕で渡る。初めてなので戻るまでじっくり見学してから橋を渡り、しばらくプンダを散歩した。いちおう首都ってことになってるがこじんまりした町だ。レストランやバーを除きほとんどの店が7時頃には早々と店じまいしてしまうので、文字通り夜のウィンドウショッピングを楽しんだ。歩きやすくてこれなら私でも迷いそうにない。
1月××日 プンダの郵便局で滞在延長手続きをするというのは、別に入国審査をパスするための口実だったわけじゃない。手続きにはほんとに行かなければいけない。問題はプンダへ行くための交通手段だ。日中は仕事で車を使われてしまうので私には足がない(たとえ車があったって私は運転ができない)。

今朝、バスを使おうかと思い立ってアパート前のバス停を見てみたら…おや、名前も時刻表もついてないぞ。単にBUSHALTEと書いてあるだけだ。そう言えば、この道路だって、地図にはWEG NAAR WESTPUNT(最西点への道)としか書いてない。自明で一意に特定できるなら名称はいらないということか。ひとつしかない大学はThe Universityだ。空港からこのアパートへの道順を聞いたときは、「簡単だよ。未亡人(the widow)のやってる店の斜め向かいにあるから。」と言われて面食らった。この辺りに未亡人はひとりしかいないし、ご近所みんながそれを知っている。そして「未亡人」という状態は、私たちが想像するよりも固定的か、逆にここでは非常に珍しいか(あるいはニュース性が高い―つい最近ご主人をなくされたばかりとか、彼女が素晴らしい美人だとか)だ。でないとこの言い方は成立しない

驚いた。突然バラバラと音がするから何事かと思ったら激しい雨が降っている。さっきまで快晴だったのに。そのまま放っておいたらほんの15分ほどでピタっと止んだ。ほどなく晴れ渡り、2時間ほどたって再び豪雨、15分でピタリ。雨季って、こういう気候なのか。でも、その後が大変だった。ここでは(貿易)風がひっきりなしに吹きこむ。リビングの窓を開け放しておいたので、ソファはしっとり、床は水浸し。モップで大掃除する羽目になってしまった…。教訓―雨が降ったら即すべての窓を閉めるべし。
1月××日 暇つぶしに日本から持ってきたハリーポッター・シリーズをテラスで読んでる。
天気がいいとトカゲが日向ぼっこに出てくるので読書に飽きると追いかけて遊ぶ。

このアパートにはゲートやフェンス用の石垣はあるんだけど防犯効果は多分ゼロだ。出勤するときみんなでゲートを開けっぱなしにして出て行くから。気を利かせて締めても、次に出て行く人がまた開けてってしまう。時折道路から見知らぬ車が入ってきて、アパートの敷地を利用して逆方向へ去って行く。最初は緊張したけど、ただ単に便利なUターン広場として使ってるだけだと判明してからは気にも留めなくなった。クラクションを鳴らして挨拶していく人もいる。大家さん、もといオーナーの知り合いだろう。ときどきお巡りさんも見回りに来る。見慣れない東洋人がアパートに一人きりだと心配らしい。石垣の外からちょっとだけ様子を覗い、大丈夫そうだと判断すると何も言わずに帰って行く。

道路を見ながら、どのくらいの頻度でバスがやってくるか観察しようかと思ったけれど諦めた。アパート前のバス停でひたすらお目当てのバスを待ちつづけるには外の日差しは強すぎる。かといって日陰を探して少しでもバス停を離れようものなら、バスは勢いよく通過していってしまう。これ以上悩むのは精神衛生上あまりよろしくない。明日こそ必ずバスに乗ってウィレムスタットまで行ってみよう。
■ 次 へ
 ■ さらに詳しい情報は、リンク集から。
a thousand miles away a thousand miles by vanessa carlton a thousand miles carlton a thousand miles lyric a thousand miles midi a thousand miles mp3 a thousand miles piano music a thousand miles piano note a thousand miles piano piece a thousand miles piano sheet music a thousand miles piano a thousand miles sheet music a thousand miles up the nile a thousand miles video a thousand miles alone mile riding thousand automobile mile thousand two begins mile thousand dwight yoakam thousand miles from nowhere free sheet music a thousand miles i would walk a thousand miles lyric i would walk a thousand miles